2020年の振り返り 〜エンジニア3年生になった話〜
2020年にあった出来事を書き出してどんな1年だったかを振り返ってみました。
コロナの煽りを受けて生活が大きく変わったり、Macbook Airを買ったり、個人開発したり、あれ読んだりこれやったり...いろいろな出来事がありました。
そんな中で、エンジニア3年生になったというのが一つ大きな節目だったので、それについて感じたことを書きます。
エンジニア3年生になった
2020年5月にエンジニア3年生になりました。
エンジニアなのかプログラマーなのかITエンジニアなのか...とにかくプログラミングやIT技術を用いて課題を解決したりより良いものを作ったりする人というようなニュアンスでエンジニアという言葉を使っています。
3年生になって思ったことは、「わからないことだらけ。でも、ちょっとわかってきた嬉しさもある。」ということです。
わからないことだらけ
私は、エンジニアとしてお仕事をする前は静的サイトのコーディングを仕事でやりつつRuby, Ruby on Railsを独学でやっていました。
独学でやっていたと言っても、「わーなんかできた!楽しい!」くらいのレベルだったので、エンジニアとして転職してからはわからないことだらけ。
エンジニア1年生の私は、自分の考えていることと事実を分けることを覚えたという感じでした。
今思い返しても、根気強く私の教育にあたってくださった先輩方には本当に頭が上がりません。
そして今、エンジニア3年生の私は、やっぱりわからないことだらけです。
何年経ったってわからないことだらけ、といういつかの先輩の言葉の意味がやっとわかってきました。何年経ったてわからないことはなくならない。
でも、わからないこととの向き合い方がわかってきたと感じます。
最近、マインドマップでの知識の整理を同僚に教えてもらい、その考え方がとても気に入っています。
知識や体験は地図のようで、一つ新しいことがわかったらそれに紐づく新しい「わからない」ものの存在を知ることができるのです。新しい「わからない」に出会うのは自分の地図を拡げて行っているから、そう考えるとわからないことに出会うこと自体が楽しいことになっていきます。(といいつつ、びびったりもするのですが;)
だから、わからないことだらけでいいんだなと思ったりしています。
ちょっとわかってきた嬉しさ
3年生になって、ちょっとわかってきた嬉しさを感じることがたまにありました。
例えば、1年生の頃に読んだ本を再び手に取り、あのときは「難しい」が強かったけれども、今は「なるほどおもしろい」が強いというような感覚です。
1年生のとき「なるほどおもしろい」に到達するまでに何度も読むという向き合い方もあったかもしれないけれども、やっぱり経験で得られる納得感もあるので、期間を空けてまた熟読するという向き合い方もいいなということを知りました。
普段は、自分の成長を感じる機会は少ないけれども、ふとしたときにちょっとわかってきたと感じることができるのはとても嬉しいことでした。
コロナと3年生
ところで、誰しも感じることだと思いますが、今年はコロナの影響が強い1年でした。
コロナが流行り始めた2月中旬ごろから、基本的に自宅で仕事をするようになり、私は気持ち的にも引きこもりがちになっていきました。
家族の仕事の繁忙期やコロナの不安が重なったこともあり、役立たずなぁだと凹んだ気持ちをそのまま切り替えられなかったり、考えることを苦痛に感じたり、気持ちの落ち込みが加速していき、全部辞めたいような気持ちになっていた時期があります。
そんなとき、先輩に相談し、少し考え方が変わりました。
今辞めるのはもったいない、全部手を尽くしてから考えたらいい。
3年生は中高の部活だと年長だけども、エンジニアとしてはまだまだひよっこ。
役立たずだって凹む前に、役立たずだって凹んでいるかも知れない誰かを褒めよう。
まだ、これからコロナが私の生活にどんな影響を及ぼすかわからないけれども、気持ちが凹んだときは、もっと人に頼ったっていいし、気持ちを表明してもいいんだなと感じたのでした。
最後に
ちょっと勇気を出して、できないことやしんどかったことを正直に書きました。 とりとめもない話ですが、この記事を読んでどこかの誰かがほんのちょっとでもがんばるぞ〜という気持ちになってくれたら嬉しいです。
伊藤さんにお会いして、泥臭く頑張ろうと思った話
伊藤さんにお会いした
昨日、よちよち.rb 第143回 〜 jnchito さんと!Ruby・Rails での『困った』を解消しよう会〜に参加しました。
Cherry本こと、『プロを目指す人のためのRuby入門』の著者として有名な伊藤淳一さんに質問できる会!!ということで、本物の伊藤さんにお会いしてたくさんの質問に答えていただきました。
伊藤さんを知ったきっかけ
RubyやRailsを触り始めた頃、「誰が書いた本か」「誰が翻訳した本か」「誰が書いた記事か」をあまり意識しておらず、Qiitaの記事や『Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門』で伊藤さんにお世話になりまくっていたにも関わらず、人物としては認識できていませんでした。ある日、よちよち.rbに参加した際に @yuki3738 さんにおすすめの本を聞いたところ、『プロを目指す人のためのRuby入門』がおすすめ!と言うか伊藤さんがおすすめ!と言う激推しがあり、「伊藤さん?って、あれ?いつもお世話になっているこの人だ!」と言う感じで伊藤淳一さんという一人の人物として認知するに至りました。
今思えば、Ruby界隈では伊藤淳一さんを知らない人の方が少数な気もしますが…伊藤さんが書かれたものは、読み手のことを考えたわかりやすくて丁寧な構成と解説(と時々遊び心も見え隠れ)が素晴らしく、日々本当にお世話になっております。
初学者の方にもぜひおすすめしたいです。
伊藤さんはすごい人だった
今回のミートアップにあたり、伊藤さんに質問したいことを事前に考えていた時に、「こういうのはもうブログに書いてらっしゃるのかな」と思ってブログを見に行ったところ、ほとんど全部ブログに書いてありました。
しかも、ものっすごくわかりやすく!
伊藤さんすごい。
例えば、「伊藤さんいつもどうやってスケジュールやタスクを管理してるんだろう??」
→ ブログにありました\(^〇^)/ blog.jnito.com
じゃあ、「おすすめの本とかあるのかな??」
→ ブログにありました\(^〇^)/ blog.jnito.com
そういえば、「ブログの書き方とかどうやってるんだろう??」
→ ブログにありました\(^〇^)/ blog.jnito.com
…完璧すぎる。しかも、どの記事もすごいわかりやすい!
ブログは実は今まであまり読んでいなかったのですが、伊藤さんのブログがあまりに素敵すぎて気になる記事を読み漁ってしまいました。
そして、ミートアップの場でも、質問に対してきちんとどういうニーズ(目的や本質は何なのか、具体的にどういう状況なのか)の質問なのかに応えようとしてくださっていた姿勢がとても印象的でした。
やっぱり伊藤さんはすごい。
でも伊藤さんは元からすごいわけではなかった
ここまで、伊藤さんすごい!という話だったのですが、今回伊藤さんにお会いできて本当によかったと思ったことが、伊藤さんすごいけれども、最初からすごかったわけではないということを知れたことでした。
いくつか質問に答えていただいた中に「スキルアップのために具体的に今することをどうやって決めていったか」という質問がありました。 伊藤さんは、ご自身が転職された直後にスキル不足でもがき苦しんだ経験や、それを踏まえたアドバイスをしてくだいました。
近道はない。泥臭く頑張れ。
というメッセージがとても印象的でした。
文字を通して見ていた伊藤さんは、スマートな人!すごい人!という印象だったのですが、 本物の伊藤さんは、好きなことを伸ばして、大変な時もやりたいことは泥臭く頑張る!という親しみやすい印象で、モチベーションが上がりました^^
伊藤さんのドヤ顔にご興味のある方は、詳しくはこちらを…。 speakerdeck.com
ありがとうございました。
今回、よちよち.rbに久しぶりに参加し、休憩時間や懇親会の時間に、よちよち勢(プログラミング経験0〜2年あたり)の方々と交流することができました。
経験年数は少なくても、みんな、プログラミング習得や業務の効率化、コミュニティ活動などそれぞれの方向でしっかり頑張っていて、そういう方と交流できる機会があって本当に嬉しかったです。
がんばるぞ٩( 'ω' )و
運営のみなさま、素敵な会を開催してくださってありがとうございました。
混乱に対処する話
「これ、どうすればいいんだろ。…っていうか、あれもそれもどれもどうなっているの?!わぁ((((;゚д゚))))アワワワワ」 と、混乱してしまうことが最近多かったので、私にとってどういう要因が混乱を引き起こすのか、どう対処できるのか、考えました。
なぜするのか
混乱だけでなく、怒りや悲しみ、辛さを感じたとき、その状況を分析して、どういう要因がそういった感情や挙動を引き起こすのかを知ること。そして、その対処方針を持っておくことは、自分の感情や挙動をコントロールするのに役立ちます。
「ああ、悲しい!悲しいようぅ・・・!」ではなくて、「ああ、私が今悲しいと思っているのは、こういう要因があるからなんだよな。そういう時はこう対処すればいいんだよね。」と落ち着いて対処できるように準備しておくのです。
まぁ、感情や挙動なんて完全にはコントロール出来ないとは重々承知ですが、多少ましな状況へ持っていく助けにはなるでしょうという気持ちです。
続いて、私が混乱する要因と対処について考えたことです。
混乱する要因
- マルチタスク
- スケジュール的に厳しい
- 自分では解決できなさそうな課題がある
混乱への対処
マルチタスクのとき
タスクを切り替えるだけでも労力がいるので、あれもこれもとなっていると、効率が悪い。
マルチタスクを1つ1つのタスクに分解して優先順位をつける。優先順位に従って、個々の課題を着実に解決していく。
スケジュール的に厳しいとき
きついのは目に見えているけど、頑張ればなんとかなりそうみたいな気持ちは自滅の王道。
スケジュール的に厳しいと認識した時点で、スケジュールをコントロールする立場にある人に相談する。
自分では解決できなさそうな課題があるとき
「解決できなさそうな課題」の状態を整理し、どの部分が自分では解決できなさそうなのかを洗い出す。
具体的な内容を持って誰かに相談しにいく。
全体的に大事なこと
「落ち着くんだ。1つ1つちゃんとやれば大丈夫。」と自分に言い聞かせること笑
先輩にアドバイスしてもらった
自分では解決できなさそうな課題があるとき、意識することをアドバイスしてもらいました。
- 状況を分解して整理すること
- 仮説の上に仮説を立てないこと
- 誰かに相談しにいく時は、何をしたくてどう困っていてどう対処しているかを整理して持っていくこと
仕事もプライベートもいちいち混乱しないで生きていたいですが、混乱そのものを避けるのは難しいので、混乱した時に落ち着いて対処することによってうまく吸収していきたいと思います。