プログラミングをして気づいた0という概念の偉大さ
はじめに
プログラミングをするまでは「0(ゼロ)」という概念をあまり気にせずに生きていました。 でも、「0」という概念がものすごく大事だということに気づいた時のことを思い出したので、「0」という概念について改めて考えてみました。
「0」という概念
「0」は数字としては、「空である」あるいは「空位」の意味で扱われます。
「リンゴを0個持っている」 => 「リンゴを持っていない」
「リンゴを105個持っている」=> 「リンゴを百の位1個と、十の位飛んで、一の位5個持っている」
という感じですかね。
アラビア数字が定着している今、当たり前のことですが、もしも「0」が存在していなければもっと別の数の表記が必要になります。
「0」が無かったら
例えば、0と105をアラビア数字以外で表現しようとするとどうなるでしょう。
正の字 0 => 表現できない 105 => 正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
ローマ字 0 => 表現できない 105 => CV
漢字
0 => 零 105 => 百五・一○五
ちなみに、漢字の零については、雑多に言ってしまえば、インド→アメリカ→中国→日本と経由して「0」がやってきたものであり、つまり「0」ということです。ただし、「零」と漢字で表記した場合、「ゼロ」と読むときは「0」のことを指し、零細企業などのように「レイ」と呼ぶときは「ほとんどない」ことを指すことが多いそうな。
ちょっと脱線してしまいましたが、「0」という概念がなければ、「無い」ことが表現できないのです。
なぜ「0」が大事と思ったか
プログラミングは、データを扱います。データを扱うには「0」の概念が不可欠です。 例えば、文字数が0個の文字列を扱う、中身が0個の配列を扱うなど、「0」個の何かを扱うことはよくあります。
普段普通に生活していて、「0」個の何か、という概念に馴染みが無かったのですが、プログラミングではよく触れることなので、「0」という概念が身近になりました。
そして、「0」は何かの初期値であることも多いです。
初期値を設定しておくことはプログラミングにおいて重要なことです。
何から数えるか、指定しなかったら何になるか、きちんと伝えなければコンピューターは命令を処理することができません。
(初期値を設定するという概念として「0」の概念と紐付けているのであって、初期値の数値が必ず「0」という意味ではありません。)
雑にまとめる
「0」という概念がいつできたか、本当はどこ発祥なのか、諸説ありますが、とりあえずとにかくアラビア数字ありがとう!という気持ちです。